部署内も他部署とも
こまめな連携で
よりよい仕組みをつくる
綿引 佐智子Sachiko Watahiki
経営企画室 係長
2016年入社
Profile
2016年1月入社。大学卒業後は、地元の銀行に就職。窓口対応や金融商品の販売に携わった。現在は経営企画室に所属し日本テクノ社内の内部統制を担当する。あらゆる部署との対話を通じ、適正な企業経営のための仕組みづくりに奔走する。誰かの役に立ちたい。いつも心にあるポリシー
銀行へ就職したときと同じですが、何よりも「人の役に立つ仕事がしたい」というのが一番の理由です。銀行勤務時代は、お金を通して地域の人々の暮らしを支える仕事に誇りをもって業務にあたっていました。しかし生活に直結するだけに、毎日ミスが許されないプレッシャーとの戦いでした。心機一転の意味も込めて、学生時代を過ごした東京での転職先を探し始めました。
「人の役に立つ仕事」を念頭に探していたため、はじめのうちは当社も数ある応募企業のひとつという存在でした。しかし、面接で事業内容を詳しく聞き、まさに私が携わりたかったことであるうえ、社会貢献にもなること、そして電力という絶対に欠かせないものが商材であるという安定感を魅力に感じました。内部統制という業務は未経験でしたが、銀行ではルールや手順を遵守しながら業務を行ってきたので、会社の仕組みづくりという仕事も自分に合っているのではないかと思いました。
業務内容
不備・不正が起こらないよう、未然防止を目的とした仕組みをつくる。またその体制を維持できるよう、整備した手順が業務を圧迫することなく運用できているかを確認する。そのほか、各部署のヒアリングを通じ、不備・不正が起こりやすいポイントを見極め、対策を講じている。
- ・社内諸規程の制定および改廃
- ・社内諸規程に関する疑義解釈の相談受け付け
- ・社内諸規程に関する研修
- ・業務マニュアル(業務フロー)※の作成支援および活用推進、業務改善の提案
※業務の属人化防止や、新人社員への業務説明時など有効的に活用できるよう、業務マニュアル(業務フロー)の作成支援をしている。
ルールは「会社と社員を守るため」のもの
入社した当時は、まだ社内ルールや業務の手順がきちんと定められていない状態が散見されました。各部署の協力のもと数年かけて仕組みづくりを進めた結果、業務マニュアル(業務フロー)の整備や活用もかなり浸透してきました。各部署にヒアリングを行い、ぼんやりとしていたものの輪郭をはっきりさせていくのはパズルを組み立てていくようで面白いですね。今では一歩踏み込み、部署ごとにまったく異なる業務内容に対する理解を深めたうえで、それぞれの最適解を導き形にできるようになってきましたので、完成したときは達成感があります。副産物として、ヒアリングの過程でムダな行程が見つかることもあり、その部署の業務効率の改善につながっていることを実感できてうれしいです。
まず、人と話すのが好きな方、そしてそれをまとめるのが得意な方は向いていると思います。会社と社員を守るための仕組みをつくるためには客観的に判断できる冷静さが重要で、主観的・感情的な判断はNG。物事を多角的、客観的にとらえて提案できる交渉力・コンサルティング能力も実務に活かせます。ほかには、根拠資料などの地道な下調べが苦でない方にも向いていると思います。
仕組みづくりには終わりがありません。社内での組織変更や運用方法の変更はもちろん、社会情勢の変化や法令改正といった外部要因でも求められるものは変わり、あるべき姿に対してそれまでのルールでは対応ができなくなっていきます。常に社内外の情報をアップデートしておく必要があります。一方で、業務改善のためとはいえ、変えてはいけない部分もあります。軸となる部分を見失わず、変化に柔軟な対応ができるよう、バランスをとることを意識しています。
風通しのよい職場で皆が生き生きと働いています
内部統制は2チームに分かれて業務を担当しています。私のチームでは業務に関するルールおよび手順の整備・確認を担当し、もう一方のチームでは社内諸規程の整備とあわせて研修を実施し、社内への周知を重点的に行っています。どちらのチームでも、各部署と協力して社内体制を強化するための仕組みづくりを行っています。常に情報を共有して、不明な点や提案があれば忌憚なく意見交換を行える環境です。チームワークはとてもよいと自負しています!
経営企画室では、2022年から男性社員が立て続けに育休を取得しています。短期から長期まで、家庭の事情に合わせて柔軟に取得できており、会社として育休取得への協力体制が整っていて素晴らしいなと感じます。
「ヒアリングして文書化する」という仕事柄、受け身の姿勢でいることが多かったのですが、自発的に提案していける姿勢を心掛けています。この仕事に就いたばかりの頃は各部署へヒアリングしてもきちんと理解できていなかったこともありました。点と点がつながっていない状態で文書化していた側面もありましたが、入社して5年が過ぎた頃から会社への理解が深まり、「ここが大事だから、このようなフローになっていたんだ!」と腑に落ちることが増えました。会社全体の書類やお金の流れもだいぶ把握してきたので、「ここで不備・不正が起こりやすそうだ」という点を見つけられるようになってきています。未然防止のためにどんなことができるかを当該部署と一緒に考えられるような、よい意味で他部署を巻き込んでいく仕事をしていきたいです。
※掲載内容・所属・役職等は2023年3月のインタビュー時点のものです。
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