ES SYSTEM

主装置 ES SYSTEM
(ESシステム)

キュービクルを24時間監視し、電気の安全・安心を支えます

まもる

保安改善

主装置ES SYSTEMの概要

24時間監視装置

当社の主装置「ES SYSTEM」は、高圧受変電設備(キュービクル)に設置する主装置で、IoT技術を活用して、全停電のほか、瞬時電圧低下、漏電、トランス温度などの電気事故につながる異常を検知した場合に、登録いただいたお客さまの連絡先へ自動音声通報でお知らせするとともに、当社の監視センターや担当電気主任技術者にも通知します。また、主装置「ES SYSTEM」は電力会社が提供する電子式電力計と連動し、電気料金を決定する30分ごとの需要電力デマンド値や使用電力量を計測する機能をもち合わせています。

主装置ES SYSTEMの特徴

主装置 ES SYSTEM 監視機能について

全停電監視

全停電監視機能は、高圧受変電設備(キュービクルなど)の停電を検出し、当社の監視センターへ自動通報。お客さまご指定の連絡先にもお知らせするとともに、設備担当の電気管理技術者が迅速に応動します。
1件の停電事故が、同じ地区の500~1,000件にまで波及してしまう場合があります。自社および周辺施設への損害を最小限にとどめるため、24時間・365日監視しています。

瞬時電圧低下監視

瞬時電圧低下とは、落雷などで突発的に電圧が低下(0.07~0.2秒程度)する現象です。電圧低下は精密機械や情報機器へ影響を及ぼし、多大な損害をもたらすことがあります。瞬時電圧低下監視機能は、入力電圧が80Vに低下した状態で0.03秒継続した場合に作動し、素早くお客さまにお知らせすることで、機器停止による業務への支障を軽減します。

漏電監視

漏電とは電線や電気設備の絶縁不良により、電気がほかに漏れ流れる現象です。放置していると、漏電火災や感電事故など重大な事故につながる可能性があります。漏電監視機能は、キュービクルの絶縁状況を常に見守り、設定値を超過した場合、監視センターと担当技術者へ自動通報。人の目では確認できない漏電を正しく検知します。

トランス温度監視

トランス(変圧器)は電気の使いすぎやトランスオイル(絶縁油)の劣化などで、温度異常を起こす場合があり、異常が頻発するとキュービクル全体の故障や事故につながります。トランス温度監視機能は、過去のデータをもとにトランス温度を監視し、異常があれば当社監視センターと担当技術者に自動通報。トランスの交換時期の目安がわかり、キュービクルの故障や事故を未然に防ぎます。

主装置ES SYSTEMについて

当社の主装置「ES SYSTEM」は高圧受変電設備(キュービクル)から取得した計測データとJEPX(日本卸電力取引所)が公表する市場価格など他のデータを組み合わせ、IoT技術を活用してSMARTMETER ERIAやSMART CLCOKへデータを連携します。電気の「見える化」を実現し、お客さまの省エネ行動を促します。

「ES SYSTEM」を中心とした各機器の関連状況を説明。「ES SYSTEM」を介してSMARTMETER ERIAやSMART CLCOK、デマンド閲覧サービスで電気の「見える化」を実現しています。

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