幼児期から省エネに親しみ、SMART CLOCKに込めた環境への思い[Case196]

学校法人木の実学園 木の実幼稚園

愛媛県松山市

教育・スクール事業

四国

従業員21~50名

スタッフの連携

スマートクロック

スマートメーターエリア

四季共通の取り組み

機器稼働の見直し

照明関連

省エネの達人『企業編』

空調管理

設備改善

電力コンサルティング

2001年に愛媛県から「子育て支援事業」の認定を受け、地域の幼児教育センターとしての役割を担っている木の実幼稚園。同園では、自然や人に慣れ親しんで欲しいという願いを込めて、多くの体験学習に取り組んできた。2012年3月に、環境教育の一環として「SMARTMETER ERIA」(以下、ERIA)と「SMART CLOCK」を導入。電気の「見える化」による省エネ活動にも取り組むようになった。職員と園児たちが一丸となって行う省エネ活動について、理事長の中矢謙一郎氏に話を伺った。

見える化がもたらした省エネ成功のポイント

子どもたちが省エネする幼稚園

同園では、環境・省エネの教育ツールとしてSMART CLOCKを導入した。時計に配置されたLEDが緑色から黄色に変わると園児たちが自ら省エネを呼びかける放送を流し、さらに園内を回り呼びかけも行っている。この取り組みで使い終えた場所の電気を消す習慣が身に着き、家庭でも省エネ行動が自然とできるようになるという。園児が興味をもって取り組める省エネ活動に力を注ぐことが教育にも役立っている。

  • 園児が省エネ活動を呼びかけ
  • 幼児期から省エネに慣れ親しむ
  • 園舎の特徴を活かして省エネ
  • SMART CLOCKに込めた思い

導入効果

導入時期 2012年3月(取材時期 2012年11月)
契約電力 76kW(2011年)⇒59kW(2012年)
22.3% DOWN!

園児が省エネ活動を呼びかけ

木の実幼稚園の玄関を入ってすぐの受付にSMART CKOCKが設置してある。園舎のなかでも見通しがよく、一番目立つ場所だ。電力が正常に使われている場合は、時計の周辺に配置されたLEDが緑色を示し、電力ピークが訪れると注意を促す黄色へと変わる。黄色に変化した場合は、その場に居合わせた園児たちが職員室へ一目散に報告。すぐに園児たちによる園内放送も行われる。「げんかんのとけいのらんぷがきいろになっています。すこしのあいだでんきをけしてください」と可愛らしい声が流れてくる。
「最初は職員が園内放送をしていたのですが、園児にさせるようにしたところ一躍大人気となり、SMART CKOCKはいつも注目の的です」と理事長の中矢謙一郎氏はいう。

幼児期から省エネに慣れ親しむ

木の実幼稚園にERIAとSMART CLOCKが導入されたのは2012年3月。導入のきっかけは、同園が掲げる教育方針にあった。「幼児期は人間形成上、一生のうち最も大切な時期といわれます。創造力を伸ばし、自立心や協調性を育むためには、幼稚園こそさまざまな体験ができる場であるべきだと考えています。個性を尊重し、自ら考え、工夫する子どもに育てることが目標です」と中矢氏はいう。中矢氏は、SMART CLOCKを環境・省エネの教育ツールとしてとらえ、省エネ活動の主役を園児たちに任せることにした。SMART CLOCKが緑色から黄色に変化し、園内放送が聞こえると園児たちはそれぞれの身の回りで、使わずに点けっぱなしになっている照明を消していく。環境・省エネに対して興味をもってもらうことが最初の目的と考えていた中矢氏にとって、成果は着実に表れはじめた。

園舎の特徴を活かして省エネ

園児たちの省エネ活動に負けじと中矢氏も園舎の特徴を活かして省エネ活動を行った。2004年3月に増築された園舎は、天井が吹き抜けになっており、天気のよい日は照明が必要ないほど明るい。以前は天候にかかわらず、常につけているのが当たり前だった照明が、晴れの日には消すようになった。さらに中矢氏は、老朽化した電気設備の見直しを検討した。デマンド閲覧サービスで電力使用をみていくと、昔から使っていた業務用の大型冷蔵庫の待機電力が高いことがわかった。これまで設備を入れ替える際は、機能や価格面でしか考えていなかったが、消費電力も考慮するようになった。その結果、2012年9月に消費電力の低い大型冷蔵庫を新たに導入。最大で7000円/月ほどの電気料金低減につながったという。

SMART CLOCKに込めた思い

「SMART CLOCKによる省エネ活動が定着したことで、電気の点けっぱなしや水の出しっぱなしが確実に減りました。これも『ムダづかい』が悪いことだと園児たちが認識するようになった証拠です。保護者からも『家で電気を点けたままにしていると注意されてしまう』という声が聞かれるようになりました」と中矢氏は笑顔で話す。くわえて、園内すべてのトイレの照明を人感センサーにしたことで、照明の点けっぱなしはさらに減った。「園児たちに興味をもってもらうには、職員があれこれというよりも、自らが考えて行動したくなるような『仕掛け』を提供することが一番だということがわかりました。省エネはいまや現代人のマナーです。園児たちの将来のためにも、興味をもって長く続けられる体制づくりに力を注いでいきます」。SMART CLOCKに込めた中矢氏の思いは確実に園児たちにも伝わっていく。

省エネの達人『企業編』でも放映されました!

テレビ番組 省エネの達人『企業編』で取り上げられました。
クリックで動画再生します。(4分00秒)

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理事長 中矢謙一郎氏

企業概要

事業内容 幼稚園
従業員数 31名
所在地 愛媛県松山市
URL http://www.konomikko.info/

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導入商品・サービス

  • LEDベゼルと音声で省エネ行動のタイミングをお知らせします。オフィスや学校、工場、店舗などさまざまな場面で活用されています。

    運用改善

  • 電気になじみのない方でも直感的にわかるよう、ニコちゃんの表情で使用状況をお知らせします。スマートクロックのコントロールパネルとして、電力使用の目標値の設定などさまざまな操作を行えます。

    運用改善

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