見える化がもたらした省エネ成功のポイント
省エネも幼児教育の一環
「すべての幼児に教育を」。これが園長・王寺直子氏の信念である。その信念に基づき、文科省などに強く働き掛けた結果、保育施設でも幼児教育が行える「認定子ども園」制度ができ、同園が第1号に認定されたという経緯がある。電気の「見える化」もそうした幼児教育の一環だ。将来を担う子どもこそ省エネを意識するべきだという考えの下、同園では今日も省エネに取り組んでいる。
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勉強会で省エネ手法を学ぶ
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電力ピークは空調で調整
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床暖房と空調を同時稼働しない
導入効果
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※取材時期:2019年12月
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※導入時期:2019年5月
環境問題を自分事として捉えてもらう
日本で初めての幼稚園・保育園の連携による認定こども園となったあかさかルンビニー園では、これまで保護者と12ヵ月分のエコ計画を立て、実施してきた。
「たとえば、6月はコップ1杯の水だけで歯を磨こうという具合に月ごとにテーマを決め、実施してきました。着られなくなった服や靴を融通し合うバザーなども定期的に開いています。電気の使いすぎを知らせる時計があると知り、子どもの情操教育に役に立つと思い、早速導入しました」(園長 王寺直子氏)。
勉強会で対処方法を教わる
日本テクノの営業担当による勉強会で、子どもはSMART CLOCKの表示色が変わったら空調を止めることを学んだ。同園のピークは夏と冬で、状況に合わせて空調の稼働を調整している。
「盛夏に空調稼働を極端に抑えたところかなり暑い思いをしました。それからは"無理をしない"が合言葉になっています。実際の運用を通じ、職員から"ピークを超えそうなときは2クラスを一室に集め、片方の空調を消そう""乳児の部屋は床暖房主体にし、空調稼働をなるべく抑えたらどうか"といったアイデアが出ました。子どもはもちろん、職員も主体的に考え、行動しています」。
将来を担う子どもが省エネを行う意味
同園のモットーは「すべての子どもに幼児教育を」。土地を借り、野菜・お米を育てる食育などにも力を入れている。
「子どもは体験や遊びを通して学びます。私たち大人は、遊び、学べる環境を用意し、あとは子どもが自由に考えて、行動してもらうことが大事だと思っています。エコ活動や省エネもそうした考えのもとで行っています。将来を担う子どもの可能性が広がるような幼児教育を、今後も実践してまいります」。
Comment
30年前に欧州へ研修に行った際、環境問題について子どもとともに考えている幼稚園を見ました。「子どもは大人が思う以上に理解できる」と実感し、それから積極的に環境問題について話すようにしています。子どもから言われると大人の行動が変わります。これからもSMART CLOCKを活用し、環境教育に取り組みます。
企業概要
事業内容 | 認定こども園 |
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従業員数 | 30名(パート含む・2019年12月現在) |
所在地 | 佐賀県西松浦郡有田町 |
URL | https://www.arita-lumbini.com/ |
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導入商品・サービス
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SMARTMETER ERIA(スマートメーターエリア)
電気になじみのない方でも直感的にわかるよう、ニコちゃんの表情で使用状況をお知らせします。スマートクロックのコントロールパネルとして、電力使用の目標値の設定などさまざまな操作を行えます。
運用改善
長崎営業所
パワフルネットワークでお客さまの省エネ・省コスト化を強力バックアップ!
こちらのお客さまは当営業所が担当しています。
長崎県長崎市桜町5-3 大同生命長崎ビル2階
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