省エネ効果を生んだ現場の工夫[Case530]

学校法人水城高等学校

茨城県水戸市

教育・スクール事業

関東

従業員101~300名

スタッフの連携

オフィスの省エネ

スマートクロック

スマートメーターエリア

夏の取り組み

機器稼働の見直し

空調管理

電力コンサルティング

見える化がもたらした省エネの成功ポイント

教諭らが臨機応変に対応

近年の電気代の値上がりを背景に、自分たちの工夫でデマンド値および使用電力量を下げるべく、電気を「見える化」することを決めた。教頭が先頭に立ち、他の教諭をけん引する形で省エネ活動に取り組んだ。さらに「見える化」が起点となり、現場で数々の工夫が生まれた。

  • 講堂の空調の使い方を工夫
  • 放課後自習室の活用を徹底

導入効果

導入時期 2023年2月(取材時期 2024年11月)
契約電力 535kW(2022年)⇒ 444kW(2024年)
17.0%DOWN!
使用電力量 708,356kWh(2022年1月~2022年11月)
⇒ 670,994kWh(2024年1月~2024年11月)
5.2%DOWN!

教頭が先頭に立ち省エネ活動に励む

全校生徒約1,600人を誇る茨城県水戸市の私立水城高等学校。事務長の鈴木利久氏は日本テクノ営業担当者の説明により、同校は以前からデマンド値535㎾と実際の使用量より余裕のある数値で電力会社と契約していたことがわかった。近年は電気代が上がっており、自分たちの工夫でデマンド値および使用電力量を低減できるのであればと考え、鈴木氏は職員会議で上申。2023年2月にサービス導入を決めた。「経費の低減効果が見込めることから、導入はスムーズに決まりました。本校では教頭が先頭に立ち、SMART CLOCKの色を見ながら空調温度を職員室で一括調整しています。導入1年目の夏は頻繁に警報が鳴っていましたが、現在は月に1度鳴る程度です」

職員室のSMART CLOCK。本館(右)と三号館(左)の電気の使用状況を見える化している

講堂の空調の使い方を工夫する

年度当初は低めの目標値でも警報は鳴らなかったが、夏が近づくにつれ、徐々に警報の発生回数が増えた。特に学年集会で講堂を使用する際に警報が鳴ることがわかった。講堂の空調スイッチは1つのみ。早朝から徐々に冷やし始めるというルールを決め、教諭たちはそれを守っている。こうした取り組みの結果、契約電力は1年目に458kW、2年目には444kWまで下がった(17.0%改善)。

講堂内部。空調のスイッチは1つで、稼働方法を示したメモを貼っている

放課後自習室の活用を徹底

教諭たちはさらに現場でできる省エネの工夫を探した。その結果取り組んだのが放課後自習室の活用の徹底だ。それまでは教室に残って自習している生徒も一定数いたが、終業後の18時から21時まで居残る際は自習室を使うよう生徒に求めた。照明や空調などのムダな稼働をやめるという趣旨に生徒も賛同し、ルールに従って行動している。
同校では現在も電気の使い方にムダはないか検証し、学業に励む生徒に無理を強いることなく省エネ行動ができるよう模索を続けている。

省エネ習慣の定着を促す

Comment

サービスの導入当初はデマンド値を低めに設定していたこともあって頻繁に警報が鳴りました。大変でしたが、教諭らは試行錯誤で空調のコントロールに成功しました。今後少子化が進むなかで、学校などの教育施設もムダな経費の使用は極力抑えることが求められます。実情に合わせて使用電力量のコントロールを続けていきます。

事務長 鈴木利久氏

企業概要

事業内容 高等学校
従業員数 133名(2024年10月現在)
所在地 茨城県水戸市
URL https://www.suijo.ac.jp/

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  • LEDベゼルと音声で省エネ行動のタイミングをお知らせします。オフィスや学校、工場、店舗などさまざまな場面で活用されています。

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  • 電気になじみのない方でも直感的にわかるよう、ニコちゃんの表情で使用状況をお知らせします。スマートクロックのコントロールパネルとして、電力使用の目標値の設定などさまざまな操作を行えます。

    運用改善

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