
見える化が実現した省エネの成功ポイント
見て、聞いて電力の使用状況を把握
サービス導入以来、現場が一丸となって省エネに取り組んできた。
意識したのは「日々の習慣化」。デマンド閲覧サービスのグラフデータとともにデマンド値と1日の電力使用量を毎日掲示している。
さらに、省エネに役立ったのがSMART CLOCKの音声案内だ。1日の使用電力量の目標設定値に対して70%になると音声が案内する。これまでは館内放送を使っていたが、放送を忘れることもあった。
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使用電力量の多い機械の使用を中止・代替
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デマンド閲覧サービスを徹底活用
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SMART CLOCK の音声案内を活用
導入効果

使用電力量の上昇理由
印刷品目の充実と売上高の増加
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※取材時期:2017年11月
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※導入時期:2013年9月
全部門で前日の電力ピークと使用量などを確認
アルミ・樹脂プレートをはじめ、シルク・オフセット・シールなど多様な印刷に対応する同社。エコアクション21を2008年に取得するなど、環境面に配慮して事業を運営してきた。
「日本テクノのサービス内容を知り、SMARTMETER ERIAとSMART CLOCKを活用し、電気の使い方を見直そうと考えました」(代表取締役社長・大熊浩和氏)。
「成果を出すには日々の習慣化が重要です。当社では毎日デマンド閲覧サービスにアクセスし、前日の使用量グラフを貼り出しています。さらに製造部門だけでなく営業・業務・品質保証部門の掲示板にも前日のピーク値と出た時刻、使用量を掲示し、注意喚起を図っています」(製造部主任・井口忠久氏)。

「見える化」で設備運用を見直す
機械を稼働させ時計の色の変化を調べたところ、プレート焼付け時に乾燥用のコンベアを稼動させると使用量が一気に上がるとわかった。他の乾燥機で代用するなど工夫し、最終的にコンベアは撤去。場内に3つある乾燥機は立ち上げ時間をずらし、ピークが重ならないようにしているが、機械を止められない場合は優先順位を決めて空調をオフにするなど、対策を手順化している。

SMART CLOCK の音声案内を活用
「印刷品目の充実と売上増の結果、使用電力量も増えました。その削減が課題です」(井口氏)
そのために活用しているのがSMART CLOCKの「音声案内」だ。同社では1日の使用量が目標の70%を超えた時点で案内するようセットしている。ちなみにそれまでは事務スタッフが館内放送で伝えていたが、多忙時は忘れることもあったという。現在、15時~16時時点で70%であれば使用が順調な証拠だが、案内がそれより早ければ工程を見直し、削れる部分がないかを全員で探している。

Comment
日々の習慣により、全員で協力できる体制は整ったので、今後は使用電力量対策が焦点です。現在、印刷の仕上がりを確かめる蛍光灯400本をLEDへ交換すべく日本テクノエンジさんにお願いしています。これからも日本テクノさんと二人三脚で使用電力量削減に取り組んでいきます。

企業概要
事業内容 | 印刷業 |
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従業員数 | 36名 |
所在地 | 埼玉県越谷市 |
URL | https://showa-np.co.jp/ |
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導入商品・サービス
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SMARTMETER ERIA(スマートメーターエリア)
電気になじみのない方でも直感的にわかるよう、ニコちゃんの表情で使用状況をお知らせします。スマートクロックのコントロールパネルとして、電力使用の目標値の設定などさまざまな操作を行えます。
運用改善
さいたま第一営業所/さいたま第二営業所/さいたま第三営業所/さいたま第四営業所
パワフルネットワークでお客さまの省エネ・省コスト化を強力バックアップ!
こちらのお客さまは当営業所が担当しています。
埼玉県戸田市新曽779-1 3階

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